正しい姿勢の維持に大事なストレッチ

重い荷物を持ち運ぶ力仕事や、立ったままでの仕事をしている人は腰痛に悩むイメージがありますが、デスクワークをしているフリーランスも同じような悩みを持っています。特に長い時間パソコンに向かってエンジニア業務をしているフリーランスは、姿勢の悪さからくる体の不調に苦しむことが多いため注意が必要です。

長い時間同じ姿勢のままでいると、首や肩の血行が悪くなって筋肉が疲労してしまいます。その上パソコンの画面に向かう姿勢を取ることで、頭を支えている筋肉が疲れてきて、だんだん首が前のめりになります。筋肉の疲れを無意識にカバーしようとして、気がつかないうちに体が楽な姿勢を取ろうとした結果です。
そして頭が前に出てしまうといい姿勢をキープできなくなり、肩こりや腰痛を悪化させるなど悪循環が起こります。集中してデスクワークに打ち込んでいる人ほど、姿勢が崩れて腰痛や肩こりが起こりやすいといわれています。

この悪循環を防ぐには、デスクワークの途中に意識して姿勢に気をつけることが大事です。簡単な方法として、仕事の合間にストレッチを取り入れるといいでしょう。
椅子に座ったまま腕をゆっくりと前に後ろに回して筋肉をほぐしたり、肩甲骨同士を背中でくっつけるイメージをしながら後ろに腕を伸ばします。これなら席を離れなくても数秒で行えます。
手軽なストレッチをデスクワークの合間に取り入れるだけで姿勢が良くなり、体の不調も改善します。また血行がよくなるため、頭が冴えて仕事の効率もアップするでしょう。